BARおくすり店長日記

BARおくすりの店長が日常思ったことを書きます。

パウル・ツェランの詩

 

どういう言い方をしても伝わらないだろうなと思って暗い気持ちになることがある。よくある。数が多いというわけではないけど、よくある気がする。

こっち側で夜になったら反対側では朝が来る。どうして伝えられないことがつらいのか、伝えられないほど貴重なものが胸に迫っているから。それは明るい。

明るい気持ちと暗い気持ちが接するところ、子午線。ここまでは今日、ここからは明日。

子午線をまたいでどっちへ。夜に向かうのか朝と行くのか。決められない、決めたくない、すでに決まっているとしても知りたくない。知ったことじゃない。

 この言い方で伝わるかどうか……、知ったことじゃない。