映画を見てひとこと
・オール・ユー・ニード・イズ・キル(劇場)
80点
意外とおもしろかった。と、思ったら監督がダグ・リーマンだった。ボーン・アイデンティティの監督。テンポが良くてノリやすかった。
80点
アレクサンダー・ペインの新作。映画館で見なかったことを後悔してた作品。ファミリー・ツリーのような心ごと身を抉ってくる感じのドラマではなく、どっちかというとサイドウェイズのドラマに近い。でももっと淡白で、画面も白黒。現代的でかつローカルな風景をきっちり切り取っているんだけど、その方法で普遍的なところまで到達している感があってさすがだなーと思った。
80点
日本映画にはめずらしい超大作。けっして雑ではないんだけどゴツゴツしててとてもいい。
60点
ディケンズっぽい話。ディケンズの気分じゃなかったので個人的にはタイミングあわずという感じ。しかしこれのあとがウルフオブウォールストリートっていうのはなんとも感慨深い。
70点
ホラーとしていい雰囲気があった。こわかった。ただ脚本のせいなのか犠牲者がマヌケに見えてしまう。ホラー全般に言えることかもしれないけど。
・シンプルメン
50点
TSUTAYAに推されて、NYが舞台ということで見てみたけど、あまりNYを感じなかった。90年代の作品だけどもはや化石のよう。画面が安いし古い。タイトルは好き。
70点
恋愛映画でこんなにサラサラしてるのってそれだけでコメディとして価値あると思うんだけどどうか。ただしウディ・アレン以外の男からするとホラーでもある。女はミステリー、とかいうけどこの映画見るかぎりではホラーじゃねえかと。
・マレフィセント(劇場)
65点
だれかの映画評論を耳に入れていたせいで物語的なサプライズが奪われてしまっていたけど、まあ面白かった。前半がとてもいい。翼を失う前の飛翔感覚が圧倒的。
70点
これも現代的でローカルな話でモチーフも親子なんだけど、ネブラスカと比べてみるとクオリティの差は大きい。まあ、かたやロードムービーかたや閉塞感の物語ではそもそもはじめから分が悪いわけだけど、取り組んだ以上はしょうがない。ただし人物描写は丁寧だったので印象はわるくない。
80点
二回目だけど一回目映画館で見た時よりも余裕をもって楽しめた。そこそこ複雑で主演の二人のパッと見が似ているので初めて見た時には混乱したのかもしれない。映画の見始めぐらいのときに見たので展開の早さについていけなかったのもある。とくにクライマックスのテンポの良さは当時バタバタしてる感じに見えた。筋が分かってる状態で見るとネズミのドキドキハラハラが効果的に伝わってきて楽しめた。でも初回の少しキャパを超えてハラハラする感じっていうのもあれはあれで楽しかった。余裕はなかったけど。
・ゼログラビティ
75点
13インチの画面で見てもしょうがないけど、映画館では吹き替えで見たのでジョージ・クルーニーの声を聞くつもりで見た。これを映画館以外の場所で見る人が気の毒でならない。